<Header>
<Author: 無名氏>
<Title: 雜詩 十三>
<Format: 格式不明>
<Year: 1990>
<BookName: 唐詩三百首詳解  下卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 雑詩>
<BookPage: 309>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
近寒食雨草萋萋，
著麥苗風柳映堤。
早是有家歸未得，
杜鵑休向耳邊啼。
<End Poem>
<Translation>
陽暦四月初め寒食の節に近づく日の雨の中には、春の若草が盛んに茂り、麦の苗を吹きなびかせる風の中には、柳の新緑が池の堤に色濃いかげを落としている。 
わたしにも、世の人々と同じように、家郷はあるのだけれども、いまだに帰り得ないでいる。そのわたしの耳もとで、ほととぎすよ帰心をそそる声で鳴くことだけはやめて欲しい。
<End Translation>
<Formatted Translation>
陽暦四月初め寒食の節に近づく日の雨の中には、春の若草が盛んに茂り、
麦の苗を吹きなびかせる風の中には、柳の新緑が池の堤に色濃いかげを落としている。 
わたしにも、世の人々と同じように、家郷はあるのだけれども、いまだに帰り得ないでいる。
そのわたしの耳もとで、ほととぎすよ帰心をそそる声で鳴くことだけはやめて欲しい。
<End Formatted Translation>